平成29年度公共用水域水質測定結果
平成30年12月25日、環境省から、平成29年度に国及び地方公共団体が実施した全国の公共用水域水質測定結果が発表されました。
油ヶ淵は、平成29年度のCOD年間平均値が6.7mg/Lであり、188水域中ワースト15位でした(平成28年度は6.9mg/Lでワースト11位)。
また、直近3年間(H27〜H29年度)のCOD年間平均値を10年前(H17〜H19年度)と比べると、油ヶ淵は水質改善した上位湖沼(濃度差)の第2位に入っています。
◆湖沼における水質改善水域(水質改善の上位湖沼)
濃度差 | 増減率 | ||||||
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順位 | 類型指定水域名 | 都道府県名 | 濃度差 [mg/L] |
順位 | 類型指定水域名 | 都道府県名 | 増減率 [ % ] |
1 | 佐鳴湖 | 静岡県 | -2.7 | 1 | 蓼科湖 | 長野県 | -29.6 |
2 | 布目ダム湖 | 奈良県 | -1.4 | 2 | 布目ダム湖 | 奈良県 | -28.6 |
〃 | 油ヶ淵 | 愛知県 | -1.4 | 〃 | ニ瀬ダム貯水池 (秩父湖) |
埼玉県 | -28.6 |
4 | 網走湖 | 北海道 | -1.3 | 4 | 南川ダム | 宮城県 | -27.5 |
5 | 南川ダム | 宮城県 | -1.1 | 5 | 奥只見貯水池 | 新潟県 | -27.3 |
注1) 濃度差は、 [H27〜H29年度のCOD平均値] − [H17〜H19年度のCOD平均値] で算出。
注2) 増減率は、濃度差 ÷ [H17〜H19年度のCOD平均値] ×100 で算出。
出典:環境省「平成29年度公共用水域水質調査結果」より
◆湖沼における高濃度水域(ワースト5)
単位mg/L
平成29年度 | 平成28年度 | ||||||
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順位 | 類型指定水域名 | 都道府県名 | 年間 平均値 |
順位 | 類型指定水域名 | 都道府県名 | 年間 平均値 |
1 | 伊豆沼 | 宮城県 | 11 | 1 | 伊豆沼 | 宮城県 | 11 |
〃 | 印旛沼 | 千葉県 | 11 | 〃 | 印旛沼 | 千葉県 | 11 |
3 | 手賀沼 | 千葉県 | 8.6 | 3 | 手賀沼 | 千葉県 | 8.6 |
4 | 北浦 | 茨城県 | 8.4 | 4 | 佐鳴湖 | 静岡県 | 8.2 |
5 | 佐鳴湖 | 静岡県 | 8.1 | 5 | 八郎湖 | 秋田県 | 8.0 |
注1) 他の生活環境に係る環境基準項目(pH,SS,DO,大腸菌群数)の達成状況に関わらず、
CODの年間平均値が高い水域から順位が付されている。
なお、CODの環境基準値を達成していない水域を対象としている。
注2) 数値は3桁目を四捨五入。
出典:環境省「平成29年度公共用水域水質調査結果」より