油ヶ淵に住む生きものたち
油ヶ淵は、海の水と河川の水が混じり合う汽水域といわれる独特の環境であり、
多くの生きものたちのすみかとなっています。
こうした生きものたちのいのちと、
いろいろな生きものたちが互いに関わり合ってつくっている環境(生態系)を守っていくためにも、
油ヶ淵の水をきれいにしていかなければなりません。それが生物多様性の保護につながります。
●油ヶ淵でみられる生き物たち | ●油ヶ淵で確認される植物及び動物 | ●油ヶ淵の生態系 |
昔から油ヶ淵に住んでいた多くの生きものたちのうち、もう既にいなくなってしまったもの、
近いうちにいなくなってしまうと思われるものがあります。
これは、水が汚れてしまったことが原因となっていることはもちろんですが、
もともとはそこにいなかった生き物が人の手により持ち込まれた結果、
以前からいた生きものが住めなくなってしまったことも大きな原因になっています。
これは油ヶ淵だけの問題ではなく、日本の多くの場所で同じ問題が起こっています。
これらの持ち込まれた生きものを外来生物といい、琵琶湖でアユやフナの減少の原因となっているブラックバス、
各地でメダカを減少させているメダカにそっくりのカダヤシなどがあります。